5年前の資料
2011年12月01日の経営方針共有勉強会
テーマ《 嗜み 》
このようなテーマを12月に出しています。 今回で3度目になります。
時として、会社のスタッフが会社外の会議などに出席することがあります。常識的なマナーを知っているということで、余裕を持って出席もできます。
失敗は、「あの会社は・・・」とその人のでなく、会社の評価につながります。
1、『教養の無い人は、気の毒な人だ』
と著名な人から、聞くことがありました。
一瞬、自分の頭の良さを鼻にかけ、人を馬鹿にしているかのようにとれたが、続けて・・・
『教養の無いというのは、それは、学ぼうとせず生きてきたことだ、教養は頭の良さを言うのではなく、いかに前向きに学んで来たかだ』
さらに・・・
『教養があるとは、学んでそれを活かすことだ・・・』
『姿、言葉、行動、すべてに、それがでる。教養が無いというのは、気の毒だ・・・』
・・・・・有賀泰治
2、嗜み(たしなみ)・・・
・・・・・図解付きですがブログにはシステム上、図が載せられません
師走の足音が近づいてきました。この時季になると、忘年会やパーティーなど人とのおつき合いも活発になります。
仲間うちだけの飲み会ならラフなマナーでもかまいませんが、会合では和食や洋食のマナーやルールを知っていると気分が楽になるだけでなく、株も上がるというものです。
座り方や箸やひとつをとってみても、美しい座り方や箸の持ち方があります。最初はぎくしゃくするかもしれませんが、自分のスタイルになってくるとどこに出ても恥ずかしい思いをしなくてすみます。
(1) 洋食テーブルマナー
1)まず食事前に、コートやバックはクロークに預け、事前にトイレに行っておくこと。
2)次に椅子の座りか方とバックの置く位置
① いすは左から座り左から立つ。
② バックは左手に持ち、左の足元に置く。
③ 女性の小さなバックはいすの背もたれの前に置く。
④ 足は組まない、肘をつかない。
⑤ テーブルから握り拳二つくらい空くように座る。
3)ワインの飲み方
グラスは親指・人差し指・中指の三本で足の部分をしっかりと持ち、薬指・小指はそろえて軽く添えること。
テイスティングはワインの劣化を試すことで、味の好みを問うものではありません。別のワインに変える場合は、有料となるのが一般的。グラスに注いで、白をバックにしてみる(テーブルクロスなど)
① 外観《ディスク・色調・脚(涙)》
② 香り《テイスティング中のタバコやコ-ヒ-は厳禁です。注意しなければいけないのは、ワインは空気に触れることによって徐々に香りが変化》
③ 味わい《口当たり、 口中香、味わい、 後味の余韻、の4段階》
・・・・・勉強してみてください。
乾杯時は胸元にグラスを上げ、目を合わせて「乾杯」。くれぐれもカチンとグラスを合わせ乾杯しない。
4)カトラリー
① 持ち方は脇をしめ、人差し指で押さえるのが基本。
② ただし、フィッシュナイフはペンを持つ感じです。
③ 食後はフォークの背を下に三時か四時の位置のところでお皿に置く。左利きは事前に店に連絡して、セッティングを変えておいていただく。
5)ナプキン
① 立食時は乾杯が済んでから、着席時は来賓や上司が手に取ってから、それ以外は、関に着いたら直ぐにとってよい。
② 二つ折りにし、折山になった側を自分の腹側におきます。
③ 口を拭くときはナプキンの内側上部で。
④ 使わないのは店に失礼。
6)コーヒー
① 最初の一口は必ずブラックで。
② カップの下に手を添えると「ぬるい」という意味になってしまうので、しない。
③ ソーサーを持って飲んでいいのは紅茶だけ。
(2) 和食のマナー
1) お箸の作法
その1.・・お箸の持ち方
①箸の中央よりやや上のあたりを軽く握るように持つ。
②左手で軽く受けて、右手を右端の方に滑らせる。
③右手を折り返すように下から受け、持ち直す。
その2.・・器を持って食べるときのお箸の取り方
①器を取って左手にのせたまま、右手で箸を上から取る
②器を持った左手の指と指の間にいったん箸を預け、右手をずらして箸を下から受けるように持ち直す。取り皿なども同様に。
その3.・・割り箸の割り方
割り箸を割るときは、お膳の上を避けて膝の上で上下に割る。
左右に割ったり、箸先をこするのはNG。ささくれは指で取るように。
2) 箸づかいのタブー7箇条
① 探り箸 器の中の物をかき回して探ること。
② 握り箸 箸を握ったままの手で器を持つこと。
③ ねぶり箸 箸先をねぶること。
④ 迷い箸 箸を持ったまま食べるものを迷うこと。
⑤ 渡し箸 茶碗の上に箸を置いて箸を休めること。
⑥ 刺し箸 箸で食べ物を突き刺して取ること。
⑦ 寄せ箸 料理の入った器に箸を差し込んで引き寄せること。
3) 和食の上手な食べ方
① 刺身
1. 箸で刺身の上に好みの量の山葵をのせる。
2. 醤油の入った小皿を左手に持つ。醤油に溶かしてもいいですが、
山葵を直接刺身につけたほうが風味があっておいしい。
3. 醤油が垂れないように注意しながら、
山葵が醤油につかないようにしていただく。
② 魚の焼き物
1. 頭の部分を懐紙(ない場合は左手で軽くおさえる)などで押さえて動かないようにし、背の方からひと口分ずつ身をほぐして食べる。
2. 半身を食べ終わったら、尾の方から骨をはずしていき、頭ごと残りの半骨からはがす。ひっくり返したり、骨の間から身を食べるのはNG。
3. はずした骨を向こう側に寄せ、残りの半身をいただく。懐紙があれば、使った懐紙を骨にかぶせておく。
③ 蓋つきの椀もの料理
1. 蓋は左手を椀に添えて右手で取る。
2. 取り上げた蓋は仰向けにして両手で 椀の横に置く。膳がある場合は、お膳の外に。2つあるときはタテに並べて置く。
3. 椀は両手で取り上げて、左手に持ってから箸を取っていただく。
④ カボスの搾り方
身の部分を斜めうえに向け、汁が周りに飛び散らないように手で覆って絞る。
⑤ 座席の着き方の順序
席順の作法には上座と下座があり、入口から遠いところが上座、近いところが下座。自分の立場を考えて座ると、その場の雰囲気も和やかに。
3、食事中に喫煙しない。
普段喫煙をする人にとってはあまり感じないかもしれませんが、喫煙しない人にとってはたばこのにおいは敏感に察知します。
また、たばこのにおいが料理に移ることや料理の香りが消えてしまうこともあります。せっかくの料理の上に人のたばこの煙がのるなんて、嬉しくありませんよね。どうしても吸いたい場合は、全ての食事が済んでから一言断ってから吸うようにしましょう。