シェールガス革命
⭐︎100年に一度の天然ガス革命
松本空港RCの主催で、和光大学経済経営経営学部の岩間剛一教授の講演がありました。
現在は米国だけでシェールガス革命が起こっているが、2017年頃から大きく変わる。また、2015年の今も原油価格の下落が起こっている。
シェールガス・オイルは400年以上は燃料として使える埋蔵量がある。
そして、クリーンだ!
主な講演内容をまとめてみました。
⭐︎ シェールガス革命は世界の政治経済を変えた。
1、シェールオイルの予想を超えた生産増加により原油価格は想定外の暴落
2、ベネズエラ、ロシアの財政状況の逼迫 → 米国に対抗すべく産油国の原油フル生産
3、米国の貿易収支の改善。エネルギーの安全保障の向上 → ナイジェリア原油等の輸入量がほぼ0に → 中東への関心低下
4、石油純輸入ポジションにある先進国経済における富国流出の削減。
⭐︎ 2013年から2015年 シェールオイル生産量の増加
⭐︎ シェールガス革命は予想を超えるスピードで世界に影響あたえる
1、サウジアラビアに原油生産量拡大の姿勢には生産コストが大きい米国のシェールオイル潰しという石油戦略 → 効果は小?
2、生産コストが1バレル当たりで大きい
⭐︎多くの専門機関もシェールガスの実力過少評価している。
⭐︎この3年間の大きな革命が起こる。
⭐︎貿易収支に影響する化石燃料
石油16,57%、 LNG7,84 %、LPガス1,08 %、石炭2,07 %、一般炭1,11%
⭐︎原油価格下落 → 稼働リグ数10月に再び減少
⭐︎ 天然ガス価格のコスト競争力
⭐︎米国のシェールオイル油田
豊富な資源がある。
⭐︎ LNG貿易もシェールガス革命
1、日本はドイツ、イタリアと異なり生ガスのパイプラインを持っていない → 従来LNG輸出国とシェルの強い価格決定力
2、冬場の韓国のLNG調達と今後の原子力発電所再稼働
⭐︎シェールガス革命は世界の資源地図を塗り替える
⭐︎減少続く欧州天然ガス消費量
⭐︎東日本大震災とシェールガス革命により歪な天然ガス価格
2011年11月の東日本大震災によって変わった。
⭐︎増加する日本のLNG輸入量増加
⭐︎地球温暖化防止の切り札