10月の経営方針共有勉強会
《 運 》 ツキ
親友の会社の経営計画書、最終ページに今年から西田文郎先生の文章が新規に加わりました。
業種は違うけれど、同じ頃創業した良きライバル。
長い間互いに、経営計画をつくり、見せ合い、アドバイスをしながらチェンジして必死で頑張ってきました・・・!
経営方針共有勉強会 《 運 》10月
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2012年10月1日
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・有賀泰治
1、運(ツキ)について
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・西田文郎さん
ツキとは何か、出会いである。
運とは何か、ツキの連続である。
ツキも運も他人が運んできてくれる。
ツキこそ実力、どんなつきでもツイていると思え。
ツキや運は自分の労力ではつかない。他人が与えてくえるもの。
成功する人間の4つの共通点
① 「とんでもない夢」を持っている。
② 「強い熱意」をあきれるほど長く持続する。
③ 「徹底したプラス思考」の持ち主である。
④ 「ツキのある人間」が集まってくる。
成功とは、そこに集まった人々のツキと運の集積である。未来を創造するのは予感である。10年後、20年後に実現になるのは、自分の予感した通りの未来である。いかによい予感を持つかが大切。予感が実現をつくる。
感謝した者勝ち、先に感謝してしまった者が勝つ。
感謝というのは脳を「怪」にし、ツキを呼び込む究極のワザである。プロのビジネスマンにとって一番大切なものは
「人にどう思われるか、これが一番大切」」見た目でいい、評判でよい、実際に優秀であるよりも、優秀であると思われるほうが大事。あの人は成功しそうだと思われることが、ツキや運は他人が運んできてくれるものだから。
2、セルフイメージ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・西田文郎さん(北京オリンピックのメンタルトレーナー)
1. 目標に向かって「プラスの錯覚」をする人と「否定的錯覚」をする人がいる。
「日本代表になってオリンピックに出る」と本気で思う人と「日本代表は無理だ」と思っている人がいる。その違いは、思い込み(セルフイメージ)だけである。
運・不運はすべて自分が決めている。これは無意識なので、本人でさえ気附いていない。
人は、セルフイメージを実現するよう、無意識に行動している。
→ 出来ると思い込んでいると、脳は「出来る」と認識し、やり遂げようとして働きだす。
出来ないと思い込んでいると、脳も出来ると思わない。
だから、行動力も無くなり、今の自分にとどまってしまう。
2. 人は、紀元前からイメージトレーニングを活用していた。
古くから、祈りの力(周囲に感謝しワクワクして願えば、夢は叶う。肯定的な言葉を使うと人は変わることが出来る。感謝は最高の自己暗示になる)を知っていた。
感謝すれば、潜在意識をプラスに変えることができる。
→ 「自分の周りにこの人たちがいてくれたから、私は頑張れる」
という感謝(そのネットワーク、誰にでもある)を再確認。
それが、無意識(潜在意識)に刷り込まれ、言動するたびに
みんなを大切にするようになる。
潜在意識には自他の区別無いので、自分をも大切にし始める。
3. ツキは本人次第。根拠のない自信を持て。
多くの人は、過去の失敗経験に縛られて、ブレーキをかけ自分の可能性を限定している。(持ち越し苦労&取り越し苦労)(野球では3割打者は優秀。7割ミスしても、次に活かせば良い)
私たちは失敗の定義を間違えている。(本来、人生に失敗なんか無い。思い通りに進まないことはあるが、それは修正すればいい。次の行動のための情報があるだけだ)
出来事は自分に与えられた大切なプロセス(Gift、プレ前途present)
→ 赤ちゃんは、当初は立って歩けない。しかしトライし続ける。
「前例が無いから、私には出来ません」とは考えない。
→ 人生に失敗が無いとしたら、あなたは何をしたいですか?
3、「心を高める 運命を伸ばす」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・到知出版 編集長
随分と多くの方にお会いさせていただいた。長い歳月の実感である。
それぞれの世界でそれぞれの一道を切り拓いてこられた方々の話は多岐にわたり、実に魅力に富んでいたが、その人たちが共通して言われることがあった。
伸びる人の条件である。
「どういう人が伸びますか、という質問に、職業のジャンルを越え、その道の頂点を極めた人たちが一様に答えたのは、
「素直な人が伸びる」
というシンプルな言葉だった。
即ち、素直な人でなければ運命を伸ばすことはできないということである。
4、運命に責任を持つ
スティービー・クレオ・ダービック
運命というのは、自分の力ではどうしようもないものだと思っていないだろうか。確かに、天変地異や戦争など、個人の力ではどうしようもないものに人生が翻弄(ほんろう)されてしまうこともある。
しかし、まったく同じ状況にお中でも、人によって人生の方向、幸福感に違いが出てくるのも事実だ。よくないことが起こると、それは自分の力ではどうしようもなかった運命だと思いたくなる気持ちはよくわかる。しかし、その中の多くは、ほかならぬ自分が引き寄せているもの、選択していることであることを認めよう。
すると、素晴らし恩恵がある、つまり、いいことを引き寄せる力もまた、自分にあることに気づくことができるのだ。では、どうすればいいのか?
「自分の考えに気をつけよう。それは言葉になる。
自分の言葉に気をつけよう。それは行動になる。
自分の行動に気をつけよう。それは習慣になる。
自分の習慣に気をつけよう。それは人格になる。
自分の人格に気をつけよう。それは運命になる。」
フランク・アウトロー(アメリカの実業家)
かくして、人は思っているそれになる。
さあ、いいことを考えよう。素晴らしいことを考えよう。
それが、あなたの運命を決定する。
わたしたちは、自分で自分の運命を素晴らしいものしていくことができるのだ。
5、運は自分で変えられる
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・澤田秀雄(『運をつかむ技術』より。HIS・ハウステンポス・
会長)
どんなときにも明るく元気に振る舞うことと同じく、運はとても重要な要素だ。
人生の90%以上は運に左右されていると言っても過言ではない。・・・・・・
運と聞くと、自分ではどうしようないことであり、まさに天に任せるしかないものと思われる方が多いかもしれない。
天が運んでくる運(天運)と同時に自分れ運ぶ運が存在していて、そちらのほうが影響が大きいという事実を確認することが大切ではないかと思う。言い換えれば、運はコントロール可能でもあるのだ。
運という字は、文字通り「運ぶ」と書く。自分以外の要素、つまり一見空の上で神様が決めていることのように思えることまで含め、最終的に運が良くなるかならないかは、自分で良い運を運んでくるかが決め手になる。だから、運を良くすることは可能なのだ。
・・・失敗の本質は「暗くなること、元気を失うこと」・・・これを運という観点から考えてみよう。
あなたは一生懸命にチャレンジしたのにうまくいかなかった。そして残念なことに、もううまくいくことはない、という諦めの気持ちにとらわれてしまい、表情から明るさ、快活さが失われてしまった。
すると、あなたの周りに集まってくる人は、てきめんに同類ばかりになる。「人生はうまくいかないものだ」、「努力だけではどうにもならない」、「これからは楽をして、おとなしく安全第一で行こう」。そんな、後ろ向きな気持ちの人ばかりでは発想が後ろ向きになっていく。
ところが、あなたの周囲に、あなたが前回失敗してしまった原因を一発で解決できるヒントやスキルを持っている人がいたとしよう。あなたとその人の出会い、少し話をして教えを請けたり、協力を取り付けたりできれば、あなたは劇的に成功に近づけるのだ。
しかし、その人物があなたに接触を試みようとする前に、あなたから発せられている後ろ向きな雰囲気に嫌気を差してしまい、去っていってしまった。暗くて、元気のない人間とわざわざ関わりたいと思う人は多くない。もちろんあなた自身は、そんな事実を知る由もないまま、今後も生きていくことのなる。
さて、あなたがその人物に会えなかったことは、果たして天運だと言えるだろうか?何も事情を知らなければ、不運とすら思えな。しかし実際は、自分が発している雰囲気、自分が運んできた運が、その人物を、そしてその人物がもたらしてくれたはずの運を遠ざけてしまったのだ。
・・・・・
逆に、少しでもいいことをしていると、やがていい人ばかりと付き合うようになる。明るく頑張っていると、もっとすごい人が手を差し伸べてくれたり、チャンスを与えてくれたりする。やがて、自分の能力を引き出してくれたり、新しい可能性を示してくれたりする人物と巡り合う。一生の師となる人に恵まれるかもしれない。
同様に成長している会社、その会社の社員、成長している人と付き合えば、会社も自分も成長する。・・・・
確かに、変えることのできない運命もあることは事実だ。戦乱の世に生まれるか、平和な時代に育つのか。豊かな国に生まれるか、貧しい国に生れるか。親が貧乏か金持ちか。生まれつき健康か病気がちかなど、自分ではどうすることもできない運は確かに存在する。しかし、自分で変えられる運、自ら選ぶことで今後の展開を変えられる運の要素も大きいことを、まずは知ってほしい。
変えられる運を良くすることをおすすめしたい。
6、運命は与えられるものではなく、自分から動いてデザインしていくもの
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・日野原重明(聖路加国際病院理事長/驚異の100歳、現役医師)
7、自分に舞い込んできた福を使い切ってしまわず一部をとっておく。
そういう心掛けの人に幸運の女神は微笑む
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・渡部昇一(上智大学名誉教授)
8、「妬む、そねむ、ひがむ、恨む、憎む」
そういう気持ちを持っている人に運はついてこない
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・米長邦雄(日本将棋連盟会長)
9、それ境は心に随って変ず
心の垢(あか)るる時は即ち境濁る
(環境・運命は心に随って変わる。心が汚れれば環境・運命も悪くなる)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・空海(弘法大師/『精霊集』巻第二)
10、人様のお役に立つことをするという心構えを持っていれば、必ずよいことが運ばれてきて運命が発展していく
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・玉置半兵衛(創業323年の老舗・半兵衛麩会長)
11、ツキの正体
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・桜井章一さん
天から授かる「天運」
場所につく「地運」
人が作りだす「人運」
天運は人間にはどうしようもない。
地運はパワースポットに行けばよい。
3つめの人運のつくりかただ。「考えすぎない」「気づいたら行動」「一つのことに集中しない」「見返りを求めない」「遊び心をもつ」「気分よく生きる」など、
野生のカン=直感を大切にしろ、どんなに経験を積んでも、知識と常識にとらわれないビギナーズラックの境地を目指せ、という極意は、考えても分からない、必死のかけひきや勝負事では、確かに真理な気がする。
「そもそも、ツキというものは、確率とか理屈を超えたところで起こっていること。それを理解するのは、理性ではなく感性の領域になります。頭ではなく、身体なのです。それだけに、言葉で説明することが難しい。
結局、ツキに意味を見出すかどうかは生き方の問題だと思う。