働く動機
昨日の 『働く動機』 空白部分です
経営方針共有勉強会 4月・2
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2012年4月1日
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・有賀泰治
1、 働く動機
ドラッカー教授の名著「現代の経営」にある中世ヨーロッパ時代の逸話を材料に考えましょう。
ある人が工事現場の脇を通りかかり、汗をながしている数人の石工に、「何をしているのか」と問いかけました。
一人目の人は、こう答えました。「これで食べている」と。
二人目は、手を休めずにこたえました。「国で一番腕のいい石工の仕事をしている」と。
最期の一人は、目を輝かせてこたえました。「教会を建てている」と。
『現代の経営』の逸話はこれで終わっていますが、この工事現場の一番奥には、こう答える石工がいました。「この地域の心の拠り所つくっている」と。
このように、世の中には金銭を目的に働く人がいれば、能力を高めるために働く人もいます。教会に匹敵するビジョンを心に働く人や、社会にどんな役割を果たしているのかというミッションを意識しながら働く人など、働く動機はさまざまです。
「仕事の報酬は、仕事」が最大の動機だといえます。仕事で評価を受け、より高いレベルの挑戦の機会を得ることで奮い立ち、さらなる成長が促(うなが)されます。
そのために常に自らなすべきことを問い、また、自ら学ぶべきことを問うのです。
あなたは何のために働いていますか。・・・・・
実践するドラッカー〔思考編〕佐藤 等 より