4月の経営方針共有勉強会
新入社員も加わり、心新たに取り組みます。
経営方針共有勉強会 4月
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2012年4月1日
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・有賀泰治
1、 働く動機
あなたは何のために働いていますか・・・・・
・・・・・・・・・・・・・!
2、リーダーには肩書きというものがあります。
アメリカとの戦いに勝利し、見事決勝に駒を進めたなでしこジャパン。サッカー日本女子代表の発足から30年、なでしこはいかにして世界で戦える集団となったのか。指揮官としてチームを躍進させた佐々木則夫監督
なでしこ世界一の舞台裏、そこから私たちが日常生活に生かせる教訓を語っています。
リーダーには肩書きというものがありますよね。
私だったら「監督」で、その肩書があるということは、選手を守ったりサポートしたりすることを常に考えて仕事をする、ということだと思うんです。
だから部下やコーチたちのこともしっかり守る。
チームが負けた時も、批判を浴びる役目は言うまでもなく監督が負うべきもので、間違っても選手に転嫁してはいけない。結果を残せなければ職を追われるのも当然だと思います。
また、こいつらをしっかり育ててやろうと考えるなら、やっぱり叱ることは絶対に大事だと思うし、やれたことに対しては褒めてやるということが欠かせません。
特に途中から入ってきた若い選手なんかは、攻撃の部分はいい、でも守備はダメといったケースが結構あるんですよ。
でもそれを、守備ができないからといってガンガン叱っていたら、せっかくいいものを持っているのにその力が発揮されず、代表からもすっと落ちて終わってしまう。
逆によい部分を意識的に褒めながらやっていくと、不思議なことにダメだったほうもよくなっていくケースが多いんです。
そういう点では、どの場面のどのタイミングで褒めるか、どの時にどこに水をやるかが大事だと思います。
要は人の心を察知する能力であったり、動きをよく見てやるといったことが大事ですね。
3、「情熱に勝る能力なし」
10年間赤字続きだった会社を僅か8か月で再建したタカラ物流システム社長・大谷將夫氏。その鮮やかな再建を支えたものとは一体何か。長年、経営の第一線で闘ってきた男の人生信条に迫ります。
「情熱に勝る能力なし」。
これは私の座右の銘。
45、6歳の時に土光敏夫さんの本を読んでいて浮かんできたのがこの言葉でした。
土光さんはどう言っていたかといえば、能力ではなく、情熱を争えと。
つまり誰よりも会社を愛して、そして常に全力投球で会社に命を懸ける、というくらいの情熱を持つ人こそがリーダーとして最も相応しいということです。
もう一つリーダーにはバランス感覚が必要ですね。
厳しいなと思ったら優しさを持っている。
あるいは積極的だなと思ったら、非常に手堅い一面もある。
そして大胆にして繊細。こういう相反する性格をバランスよく保てる人間は順境にあっても逆境にあっても強いですね。
これはある人から教えてもらったのですが、「鬼手仏心」という言葉があります。
リーダーというのは仏の心と仏の手では治めきれません。
かといって鬼の心と鬼の手では皆逃げていってしまう。
仏の心に鬼の手、これもまたバランス人間になれ、ということを示しているんですね。
4、「一流になるための条件」
道場六三郎氏と対談されているラ・ロシェル店主の坂井宏行氏。
往年の人気番組「料理の鉄人」では二代目・フレンチの鉄人として活躍し、本場フランスでも高い評価を受ける人気シェフが語った「一流になるための条件」とは。
当時の僕は、きょう与えられた仕事はきょう中にやってしまう、クリアする、明日に延ばさないということを常に心掛けていました。
我われの修業時代は石炭ストーブの時代ですから、朝、火をおこすのに結構時間がかかってしまうんです。
だから前の晩に炭を全部掻き出しておき、先輩たちが来られた時に、すぐ仕事ができるような段取りをしておく。
とにかく自分は料理人として生きていくんだという自負の中で、早く仕事を覚えたいという思いがあった。
そして五年後にはシェフになるぞ、十年後には店を持つぞというように、自分の目標を五年先、十年先、二十年先と持って、それをクリアするために、きょう何をしなくちゃいけないかをいつも考えていました。
要は人よりいかに早く手を動かして早く仕事を覚え、自分の料理を出せるようになれるかということです。
また、伸びる人とそうでない人の差は、自分がコックコートを着た姿に惚れる奴と惚れない奴。
自分の姿を鏡に映した時に、おぉ、かっこいいじゃんと惚れることができる。
自分が料理人生を生涯背負っていくぞという強い気持ちを持った人は、やっぱりその軸がぶれない。
だから惚れたら軸はぶらすなと。この軸がぶれると二流になってしまうんです。
5、出会い
昭和20年8月6日、9歳だった平賀佐和子さんは爆心地から僅か2kmのところで被曝。
しかし、75歳の今日も7人の子供と14人の孫に囲まれ、元気に暮らしています。
平賀さんの運命を変えたのは、食養の世界的権威・桜沢如一氏との出会いだったといいます。
就職して2年目の頃だったと思います。
「広島で桜沢先生の講演会があるから一緒に行ってみましょう」と、ある方から講演会に誘われました。
講演終了後、私は桜沢先生に挨拶に行きました。
私の顔を見るなり、桜沢先生の第一声はこうでした。
「うわぁ、汚い顔だねぇ~」
当時、私は肝臓の異常から顔に吹き出物がたくさん出ていて、自分でも気にしていたのです。
周囲の人は誰も口にしませんでしたが、それを面と向かって言われ、さすがにショックを受けました。
「私は原爆に遭っているので」と言うと、
「原爆症というものはありません」。
桜沢先生が私に向かって言われた言葉には驚きました。
そして、さらにショッキングなことを言われました。
「あなた、いまのままの生活を続けたら3年以内に死ぬよ」
「どうすればいいのでしょうか」
「七号食(玄米だけ。ごま塩は可)にしなさい」
それから、家に帰るなり白砂糖を捨て、余分なものを一切食べず、白米を隣のお家に差し上げて、完全玄米生活を始めました。
家でも学校でも玄米だけ、お味噌汁も飲みません。
七号食は、食養の常識では10日間で一区切りなのですが、詳しいことを知らずに始めた私は、1か月間も続けたのです。
その間、53kgあった体重が42kgまで減り、顔中の噴火口も次第に消え、明らかに体調の変化が出てきました。
6、生きる勇気と希望
荒了寛氏と対談されている文学博士の鈴木秀子氏。キリスト教の信仰に基づく氏の言葉の数々は、私たちに生きる勇気と希望を与えてくれています。
『旧約聖書』に「ヨブ記」というものがあります。
ヨブは義人と呼ばれるほど真面目な人だったのに、財産を失い、家族は殺され、友人は去り、その上体中が蝕まれるというように、人間が味わいうるあらゆる苦しみを味わうんですね。
その間、ヨブは神を呪い続けました。
「神よ、あなたは全知全能なのに、なぜこんな苦しみを自分に与えるのですか」と。
しかし、神は何も答えてはくれない。
そして最後に力尽きてしまった時、沈黙を続けていた神の声を初めて聞くんですね。
それは「ヨブよ、苦労したね。大変だったね」という慰めの言葉ではなく
「ヨブよ、帯して立ち上がれ」という言葉でした。
帯をすると誰でもシャキッとする。
そのように自分をシャキッと整えて力強く立ち上がりなさいという言葉だったんです。
ヨブはこれを聞いた時、
「ああ、自分は裸でこの世に生まれ、裸でこの世から去っていかなくてはいけない。神に命を与えられ、たくさんの恩恵を受けながら生かされている存在なんだ」と気づき、
「その恩をこれからは他の人に返していこう」と誓うわけですね。
だから、誰だって辛くてたまらない時はあるけれども、でも生きるのは苦しくて当たり前。
心が動揺しそうな時は、環境や人のせいにしたりするのではなくて、
自分の内面を整え、人間の底に光る素晴らしいものを見出しながら希望を持って生きていく。
その時に、自分に必要ないい環境が引き寄せられ、天に計らわれていくのではないかと思います。
7、「自分の座標軸を明確にしろ」
日本に初めてがん保険を導入したアフラック。
保険会社としては後発ながら契約件数日本一にまで大躍進させた同社最高顧問の大竹美喜氏に、自身を突き動かす原動力について伺いました。
私がいつも言うのは「自分の座標軸を明確にしろ」ということです。
まず一人ひとりがブレない座標軸を持つこと。
そうすればどんな高い壁も乗り越えていけると思うんです。
最初から諦めていたら、壁を乗り越えようという気すら起こらないでしょうが、
人間には無限の可能性があることを信じて挑戦してほしいんです。
そういう肚さえ決まれば、あとは実践です。
きょうという日は二度と戻ってこないことを自覚して、やるべきことは時を逃さず実践する。
ですから私は毎朝、
「きょうという日は人生のうちで最も重要な日だ」
と三十回唱えてから一日をスタートするんです。
三十年以上、一日も欠かさず続けてきました。
そして就寝前には三十分ほど瞑想をするんです。
一日を振り返って感謝し、次に自分の言動を反省し、それから明日へ向けて祈り、心の準備をするわけです。
自分の揺るぎない座標軸を持って、信念を貫いてゆけば満足のいく人生になると思います。
余計なことを考えずに一心不乱に貫き通すことで得られる喜びを、私は伝えたいんですよ。
8、3月の言葉
かけがえのない自分の命を自分で育んでいく
・・・・・・・・・・・・・・・・・・中村節子(日本医史学会・看護史研究会会員)
心を定め希望をもって歩むならば必ず道はひらけてくる
・・・・・・・・・・・・・・・・・・松下幸之助(パナソニック創業者)
一生燃焼、一生感動、一生不悟
・・・・・・・・・・・・・・・・・・相田みつを(書家)
百歳は ゴールではなく 関所だよ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・日野原重明(聖路加国際病院理事長)
自分の怠け心に挑戦して自分の目標とする方向に自分を高めていく、それが生きがい
・・・・・・・・・・昇地三郎(しいのみ学園理事長/脅威の105歳現役園長)
我を亡ぼす者は我なり
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・呂新吾(明末の儒者)
世の中は根気の前に頭を下げることを知っています
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・夏目漱石(作家)
人の道を守らない人間、親を大事にしない人間、恩ある人に砂をかける人間に、運はついてこない
・・・・・・・・・・・・・・・・・・樋口武男(大和ハウス工業会長・CEO)
強烈な努力が必要だ。ただの努力じゃダメだ。強烈な、強烈な努力だ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・藤沢秀行(名誉棋聖)
苦しみというのは、逃げれば逃げるほど追いかけてくる
いっそ苦しみの中に飛び込んでいけば、苦しみは温かい涙の手で抱きとめてくれます
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・石川洋(托鉢者)
相手の大小を問わず、強弱を問わず、決して屈服してはならない
・・・・・・・・・・・・・ウィンストン・チャーチル(第61代英国首相)
まず当面のことに専心するように。
やがて必ず新しい道が拓けてくる
・・・・・・・・・・・・・・・・・・安田靫彦(日本画家)
情熱に勝る能力なし
・・・・・・・・・・・・・・・・・大谷將夫(タカラ物流システム社長)
変えられない過去に目を奪われず、これから何に向かって努力していくか
・・・・・・・・・・・・・・・・・・岩井俊憲(ヒューマンギルド社長)
人から言われて嫌々やっていたのでは、いつまで経っても成長しない
・・・・・・・・・・・・・・・・・道場六三郎(銀座ろくさん亭主人)
時間は前にしか進んでいかない。
いまをどう生きるかで未来は変わる
・・・・・・・・・平賀佐和子(被爆を乗り越え、いまも元気に生きる驚異の75歳)
自分が志を持って主体的に歩いていくのが人生の第一義
・・・・・・・・・・・・安岡定子(安岡活学塾 銀座・寺子屋こども論語塾専任講師)
努力の積み重ねが想像を超えた未来をつくる
・・・・・・・・・・・・金森美彌子(ホリプロ専務取締役)
ある時は逆境だと思っても、時が経てばよかったと思うこともある
・・・・・・・・・・・・・伊波敏男(ハンセン病回復者)
どんなにつらい悲しみにもそれにふさわしい幸せがきっとある
いまが幸せと思わないと一生幸せになれない
・・・・・・・・・・・・・荒了寛(天台宗米国ハワイ開教総長)
励みこそ生きる道
怠りこそは死の道なり
・・・・・・・・・・・・・・・・・・津田晃(野村證券元専務)
世の中がどうあれ、コツコツと努力を続けていれば、ある日ある時天の一角から幸運が舞い降りてくる
・・・・・・・・・・・・・・・・・・渡部昇一(上智大学名誉教授)
リーダーに求められるのは高い志であり、ブレない信念
・・・・・・・・・・・・・・・・・・大竹美喜(アフラック最高顧問)
天下になくてはならぬ人となれ
・・・・・・・・・・・・河井継之助(長岡藩の藩政改革を行った幕末の士)
一心に打ち込んでいると、仕事が仕事を教えてくれ、さらには仕事と遊べるようになる
・・・・・・・・・・・・・・・・・橋本広司(高柴デコ屋敷三春人形製作者)