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有賀泰治ブログ

Split Novi RC 例会 への訪問 (Split 1)

訪問した Split Novi RC、のHPです。

http://www.rotary-split-novi.hr/

クリックしてBrosura_rotary_NOVI3.pdfにアクセス

創立まもなく、3年~4年ほどの若いRCです。大歓迎していただきました。
バナー交換などして楽しい時間を過ごすことが出来ました。

会員は20名近くいますが、バカンスの季節で今日は少人数の例会と言うことです。

クロアチアの一般的なバカンスは1週間くらいだそうです。
日本はどの位の期間バカンスを取るのかと質問されました。

先の独立戦争以前の社会主義時代からクロアチアは旧ユーゴスラビア連邦内でスロヴェニアに次いで最も繁栄し産業化された国で、その一人当たりの生産高はユーゴ全体平均を常に大幅に上回っていて、とりわけ観光業に強く、昔から美しいアドリア海の海岸線をベースに、現在も外国からの観光客を国の人口の2倍という数字の人々を受け入れいる。

しかし戦争はクロアチア経済に壊滅的な影響を与えたようで、もともと旧ユーゴ時代からの非能率的な経済システムを継承していたが、それに加えて発電所や橋、工場等が戦争で深刻なダメージを受け、さらに大量の難民も発生するなど、経済は瀕死の状況に陥った。

独立後のクロアチアはトゥジマンという民族主義派のリーダーが大統領になって、半全体主義的国家体制をとった為、経済の順調な発展にもブレーキがかけられた。
それは、政府の腐敗により一部の経済エリートのみが潤う歪んだ経済システムが出来てしまったことと、民族主義的な政策によって欧米を敵に回し、国際社会からの資金が入ってこなかったことが原因になったようだ。

しかし2000年1月の議会選挙、2月の大統領選挙で改革派が勝利し、その後、経済も大きく方向を変え、市場経済を構築するためにいま推進中であり、新改革派政府は「クロアチア経済が近隣の東欧諸国と比べて市場経済の発達という点では10年近く遅れをとっている」と表明。

自国の経済が予想以上に酷い状況におかれていることを認識し、10年間に及ぶ経済のミスマネージメントのつけは想像以上に膨れ上がっていた。

新政権はこれに対して真っ正面に取り組んで、経営の悪化した企業は倒産させ、政府の金を無駄に注ぎ込むことをやめた。
当然失業者は増加しているが、経済を健全な方向に進めるために政府は国民に不人気な政策を断固とした態度で押し進めている。

またかつての政商を逮捕したり、税制等を国際基準に合わせるための制度改革を行ったりと積極的に経済環境の整備に努めている。

経済的にはいまだ状況は好転しておらず、市民の生活に大きな変化は見られないが、この前向きな態度は国際社会の賞賛を獲得し、WTOへの正式加盟が認められ、EUからも「潜在的加盟候補国」の地位を与えられた。
こうして西側との関係改善に努めたことで、外資の参入も始まっており、国際機関からの大型投資も期待されている。

クロアチアで最も重要な産業は観光産業である。

また海に面しているため伝統的に造船業も強い。
新政権に代わってから外国企業による投資も始まっている。

クロアチアは木材資源が豊富なため、製材、家具等の分野も将来性が高い。

また漁業資源も豊富で日本へはマグロを輸入している。実際日本へのクロアチアからの輸入の大半がマグロである。

食品関連ではワインが有名で、政府もワイン産業には力を入れ始めている。

RCの例会や街で人々に触れて、勤勉でまじめな態度はどこか日本人と同じ感覚の、人なっつこさが感じられました。

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