オペラ 「サロメ」
オペラ
リヒャルト・ストラウスの『サロメ』
時は西暦30年頃、舞台はイェルサレム。
ユダヤの16歳の王女・・・聖書と神話上の強烈な個性を持つサロメ・・・・・
墜落や執着、満たされず歪んだ情熱・・・作品のテーマは今の社会にもありうる人間関係を劇化している・・・
原作はオスカー・ワイルドの戯曲「サロメ」
作品の不道徳さやワイルド自身のスキャンダルもあって、イギリスではなかなか上演されませんでした。
そして、この16歳の王女サロメを演じる歌手に、R・シュトラウスは「イソルデ」の声をもつ強靭なソプラノが理想だと語っている。
サロメが踊る「七つのヴェールの踊り」の場面が有名で、サロメ役のソプラノ歌手が裸になる過激な演出もあり、また、10分間踊ったあとに長大なモノローグを歌うサロメ役は至難の業と言われています。
サロメ・・・デボラ。ヴォイト
指揮・・・・オメール・メイア・ヴェルバー
サイトウ・キネン・フェスティバル
当日の直前にチケットが入手でき、芸術館に駆けつけました。
サイトウ・キネンも10年を超え、世界的に有名な音楽祭になってきています。
当初は有賀正事務所の岩原さん(秘書)とチケット売り場にテントを張り泊り込み入手したこともあります。
先日の芸術館では、空席も多くあり、小澤征爾さんの健康状態や発言など考えると、今後の企画が危惧されますが、世界に誇る松本の文化になってきていますのでよい方向に進んで欲しいものです。