カトマンズ市武道館訪問・柔道着贈呈
松本空港ロータリークラブの国際交流の一環として、カトマンズ市武道館へ柔道着を贈呈。
経緯
立派な武道館はあるが子供達は私服などで柔道を習っているとの情報があり、松本空港ロータリークラブが各方面にいらなくなった柔道着の寄付を呼びかけしたところ40着以上の柔道着が集まりました。参加者1名当り2着を機内へ持ち込みしながらカトマンズまで運び、今回の贈呈式になりました。
参加者は松本空港ロータリーの他に、松本東クラブの磯部先生、松本南クラブの小笠原隆元さん(有賀家・菩提寺広澤寺の方丈様)、画家の中村石淨先生など十数名になりました。
観覧席より武道館内部、人物は小笠原方丈様 ↓
武道館は
カトマンズ市内、古い町並みの中心部にあり、市内の景観が一変するくらい立派な建物です。二階建てで観覧席があり、面積は100畳の試合場が4面ほど取れ、さらに二部屋の教室がありました。柔道、剣道、空手等の武道だけでなく、日本の文化や伝統を学ぶカルチャーセンターとしても利用されているようです。
入口には当時の記念写真や、中村石淨先生の記念画、日本文化のシンボル雛人形や五月人形などが展示されていました。↓
武道館、入口にて私と松田さん ↓
贈呈式は
子供達の柔道、剣道、合気道の形や練習風景が記念開催され地元メディアも取材に来ました。
柔道の型、練習風景は日本の柔道と変わりなく気合の入ったものでした。私も柔道三段ですので、その気合はよく伝わってきました。
剣道や合気道も披露されましたが皆、厳粛に行われ日本武道の心も伝承されていることが感じ取れました。
カトマンズ市武道館建設の経緯
ネパール・カトマンズ市と松本市は平成元年11月に姉妹都市提携を締結し、平成11年、我クラブの名誉会員である、有賀 正 元松本市長が市長時代に姉妹都市提携10周年を記念して武道館建設を計画しました。
そして、橋本龍太郎元内閣総理大臣に有賀松本市長・提携委員会会長として協力要請 した結果、外務省の「草の根資金」が決定され、カトマンズ市武道館建設事業が決まりました。平成14年1月に無事竣工しました。
総事業費約2,700万円、約2年の歳月をかけたカトマンズ市武道館。その後、カトマンズ市武道館の竣工1周年を記念して平成15年1月に第3回国際親善ネパール学生柔道大会などが開催さされたりしていましたが、この武道館から現在はアジア大会の上位入賞者やネパールを代表するオリンピック選手も輩出しています。