燃料電池自動車「ミライ」
本日は「整備主任者・自動車検査員研修」に出席してます。
自動車業界、特に自動車整備は国土交通省で決められた保安基準に基づき整備をしていますので、切っても切れない縁なのです。
毎年この研修があるんですが、いろんな法改正があり、覚えることが一杯です!
いつの時代も勉強ですね。
今回の研修の中で「燃料電池自動車」の部分がありました。
そうです。
ついにトヨタ自動車が燃料電池自動車の「ミライ」を11月18日に販売します。
市販価格は700万円(ユーザー負担額は500万円。政府が1台あたり200~300万円の補助金を出す予定。)です。
そして、気になる航続距離は700kmとのことです。
さらに、初年販売台数は700台の見込みとのことです。
ですが、まだまだこの燃料電池自動車の燃料ステーションのインフラは整っていません。
たしかにこの水素供給インフラが整っていなく、限られたエリアでしか使用できない、といったことが取り沙汰されていますが、実はこれは一般的に考えられているよりも大きな問題ではないみたいなんです。
多くの科学者や技術者が考える理由は、実は車側の問題ではなく、かといって、水素供給インフラ整備でもないといいます。
燃料電池自動車がユーザーにとって大金を払ってまででも乗りたいという商品になれば、インフラは最初にある程度補助金を注入してやることで、おのずと整備が進むはずです。
燃料電池自動車の前途に待っているのがバラ色のミライではなく、茨の道と言われる最大の要因は、、、
実は動力用の燃料である水素そのものにあるみたいです。
水素は取り扱いが難しいエネルギーらしいんです。
いろいろあり詳しいことは分かりませんが、いろんなやり方をしても現在では同燃料のガソリンに例えればリッター300円、方法によっては400円という価格になってしまうみたいなんです。。。
致命的なのは、水素製造・輸送・貯蔵コストの致命的な高さにあるみたいなんです。
将来、この燃料電池自動車が普及するには、いろんな問題を解決しないとなかなか普及するのは難しそうです。
ですが、きっとそういう時代がくるのも間違いないと思います。
だから、燃料電池自動車はエネルギー利用の選択肢のひとつとして、長い挑戦を続けていく価値のある技術だと思います。