車にだって関節はあります!
皆さん、車にも関節があるって知っていましたか?
車の足回りと言われる、タイヤ周りの部品は地面からの衝撃を吸収するために、ボールジョイントという関節のような部分が多数使われています。
しかし車は機械なので関節部分を守る体がありませんので、ゴムブーツを被せてゴミや水からボールジョイントを守っています。
しかしこのゴムブーツ、走行中は常に曲げ伸ばしされ、水は被り、ブレーキやエンジン等からの熱にも晒され、かなりの過酷な状態で頑張っています。
その中でも「ドライブシャフト」というエンジンの力をタイヤへと伝えている重要な部品のゴムブーツは特にストレスがすごい部品です。
長く使って、ついに限界がきますと…
こんな風に切れてしまいます。
この状態で走り続けてしまいますと、切れた場所から水やゴミが入ってしまい、ボールジョイントにガタが出てしまいます。
最終的には異音の発生や、最悪はボールジョイントがロックして壊れてしまう可能性もあります。
ちなみに内部はこうなっています。
予防としては切れてしまう前に、ヒビが大きくなってきたら交換してしまう事しかありません。
法定点検はこういった部分も徹底的に点検いたしますので、予兆を見逃さない一番の方法です。
ぜひ皆さんも愛車の点検にいらしてください。
byマルオ