初午祭
有賀稲荷、有賀同姓の初午祭
初午はその年の五穀豊穣を祈願するお祭り、それに稲荷信仰が結びついたものである。
お宮の清掃後、当屋にて神事、直会と1日かけてのお祭り
有賀同姓では、一年を通して、元旦祭、伏見稲荷参拝、初午祭、春季例大祭、秋季例大祭などの神事をします。
↑ お宮は弘法山の北側に位置して、この道が開く前は弘法山の山裾にある、人が歩くだけの参道が入り口でした。道路の開通に合わせて鳥居などを、移設したり新設しています。
↓ 8軒の有賀同姓が毎年順番で当屋を受け持ち、一年間の祭事を担当。
初午祭は神官の牟礼さんをお迎えして祭事をします。
↑ 祭壇の掛軸は明治35年頃、建道 という天皇家の方からいただいたもののようです。
↓ 牟礼宮司によると、このような内容が記されているとのこと
他にも有賀の本家には200年ほど前の古文書に、伏見稲荷へ参拝へ行ったとの記述があり、お宮には伏見稲荷より御本尊をいただいています。(掛け軸の下にある桐箱の中が御本尊)
この信仰はかなり長い歴史を持って続いています。
牟礼宮司によると、松本でもこのような祭事を続けている一族は1、2軒しかないようです。
古い仕来たりですが、一族が末永く仲良く、子や孫を育てていくコツがあるかもしれませんね