ここに来て、松本市庁舎の建て替えが頭に浮かびます!
国宝松本城を世界遺産にと最近話題に上がります。そして松本市は世界遺産にしようとしているお城の、その隣に近代的な市庁舎を建て替えすることに決定!
・・・世界的な視野に立ってよく考えてもらいたいなと思います。
ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世記念堂。↑
1911年に完成した記念堂です。
なかなか素晴らしい建物でローマらしく壮観です。
左右対称に作られていて、お城の遺跡のように見えますが、まだ、築100年足らずです。
そこにある無名戦士の墓では儀仗兵が警護をしています。
ここはローマの中心部になり、屋上に向かうエレベーターが設置され、屋上テラスからは市街地を一望でき、ローマの世界遺産を見渡せます。
美しくて感動ものです。
しかし、この記念堂はローマでは新しい建造物なので、あまり観光客に人気がないようです。
カピトリーノの丘に目立って聳え立つ新古典主義の建築物は、古代ローマや中世時代の建物が入り乱れるローマにおいて浮いた存在であり、しばしば景観についての議論の対象となるようです。
特に地元ローマの人たちからは景観を乱す存在として、独特の柱や階段の位置から「ウェディングケーキ」「タイプライター」「入れ歯」といった蔑称で呼ばれているとのことです。
前回来た訪れた時、ローマに20年近く在駐の日本人観光アドバイザーはここには目もくれず何度も通り過ぎました。
地元以外の人や観光客からはイタリア統一戦争という大きな事績に関連した歴史的建造物として認識されてはいて、多少の人気はあるようです。
古代や中世の建物群の中に、100年ほど前の指導者が建てた遺跡風の建造物に違和感を持ちます。
ここに来て、ふと!
松本市庁舎から世界遺産になった松本城を見下ろしたいのかな・・・と!?