走行中、豪雨による被害や事故にあわないために!part2
豪雨による被害にあわないためには、どのようにすればよいでしょうか
初夏~秋にかけて、台風や突然発生する積乱雲により局地的な豪雨が多発します。走行中、豪雨による被害や事故にあわないためには、どのようにすればよいでしょうか。
雨あしが強くなっていても、走行を続ける場合は……
事故を起こしやすくなるため、次の点に注意しましょう。
速度を落とし、車間距離を十分にとりましょう
前の車や横の車の水しぶきで視界が悪く、タイヤと道路の間に水の層ができてスリップしやすい状態になり、事故を起こす危険性があります。
停止するときは急ブレーキを避けましょう
ブレーキの効きが悪くなっている危険性があります。停止するときは、数回にわけてブレーキを踏み込み、徐々に速度を落としましょう。
道路が冠水したら……
水かさが増して、マフラー(30cm程度の高さ)から水が入ると、エンジンの排気ができずにだんだん調子が悪くなり、エンジンが停止してしまうおそれがあります。さらに、水かさが30cmを超え、水の流れがジョギングくらいの速さ(7km/h以上)になると、車が流されてしまう危険性が
あります。
エンジンを停止しましょう
感電を防ぐために、エンジンを停止しましょう。
ドアを開けて外に脱出しましょう
水かさがドアの下(30cm程度の高さ)より上に上がると、水圧でドアを開けることが難しくなってきます。しかし、車内に水が入り始めると、車
の中と外の圧力差が小さくなり、ドアが開きやすくなります。パニックを起こさず、落ち着いて脱出しましょう。
どうしてもドアが開かない場合は、窓を開けるか窓ガラスを壊して外に脱出しましょう
万一に備え、窓ガラス破砕用のハンマーを常備しておきましょう。
外に出て避難するときは……
水がにごっていて、障害物やマンホールのふたが開いていることに気づかないおそれがあります。
足元を確認しながら避難しましょう
車の外に出るときは、傘や棒などで道をたたき、足元を確認しながら避難しましょう。
豪雨になるおそれがある場合は、車の使用を控えましょう。走行中に豪雨にあった場合は、すぐに車を安全な場所に移動して停止しましょう。
東京海上日動火災保険株式会社 安全運転ほっとnewsより引用 byイチノセ