カルナック神殿
カルナック神殿
エジプトの首都カイロからナイル川を南におよそ670キロメートルさかのぼった東岸に位置し、新王朝時代(紀元前1550-1069年頃)に繁栄した古代の首都テーベ(古名ワセト、現在のルクソールとその近辺)に建てられた。その巨大都市テーベの一部であるカルナック複合体の名は、近隣にあって一部を取り囲む、ルクソールの北およそ3キロメートルにある現代の村、エル=カルナックより名付けられている。西岸には歴代の王が眠る王家の谷や貴族の墓、ハトシェプスト女王祭殿などがある。
歴代の王が寄進して増改築を重ね拡張された巨大な複合体であり、中心はアメン神(アモン、アムン、アメン=ラー、アムン=ラー)に捧げられたアメン大神殿(アメン=ラーの神域)となっている。